採用

2017年6月11日、日曜、曇りのち晴れ。◉木曜に、内々定を出した学生の一人が、就職承諾書を返送してくれたあとで辞退して来た。もっとも承諾書に法的な拘束力はない。断るのは自由である。某鉄道会社に決まったらしい。うーん僕でもそっち選ぶか。名古屋で勤めるなら、今後は名駅前企業がいいもんね。◉空前の売り手市場で、早々に内々定を出しても、大手と銀行系が採用をかけるとそっちに学生が流れてしまう。六月が山だろう。◉少しでも有利な企業に就職したい気持ちは分かる。けどお前ら、迷っても無駄。どっちにしても十年後はほとんどの仕事はAIとロボットがやるぞ。そして二十年後は多分、どんなん仕事も人間はいらんぞ。僕の予想ではいずれは、政治も経済も文化も宗教も全部機械にお願いする世の中になるのだ。◉最近、深夜に会社に電話をかけたり、遠くからオフィスに電気が点いているかを観察して、残業の実態を調べたりする学生がいるらしい。「会社説明会での話は嘘だったんですかっ?」ああ恐ろしい、ごめんなさい。二十四時間戦えますか?ってCMがあった国だもの、残業はほとんど国民性の一部です。ゼロにはならんぞ。◉仕事があるのは良い事なのだ。残業できる内が我が世の春、人類の黄金時代なのだ。遠からず「就職」という事自体が意味を失う時代が来る。だから今は僕が内々定って言ったら素直に受けといてください。僕がいる内は悪いようにはせんから。お願い。