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バス旅行

2016年4月8日、金曜、晴れ。◉近々会社の日帰り行楽がある。案内メールに、行く先は南京牛首山だとある。ナンキンウシクビヤマ…。応召で中国にいた頃の金田一耕助が訪れそうな地名だ。纏足を嵌められた“くだん”の少女が、荒れ屋敷に幽閉されている。◉ただ興味はあるが今回は不参加にした。じつは今年の予算計画で福利厚生活動の中止を進言したのだ。我が社は危急存亡の瀬戸際である。そんな余裕は無い。物見遊山に浮かれておる場合ではないぞ。休みに大勢集まるなら、皆で近隣のドブさらいでもして金を稼ごう。◉身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれじゃ。どうじゃ、王よ、陳よ、儂は間違うておるか!しかし提案は総スカンを喰らい「たとえ会社が潰れても、レクリエーションは必要です!」という事で、今年も恒例『春のバス旅行』が実施の運びとなりました。◉本来はバスの車窓から流れる景色を眺めるのが好きだ。今週の清明節休み、市バスで漁港(という終点があるのだ)に行ってみる事にした。きっと太湖の畔りに行くんでしょう。案内では停留所がやたら多いから、1.2元で一時間くらい暇がつぶせるだろう。◉一番前の席に座り、音楽を大音量(クラクションを鳴らし続けるので)で聞きながら、知らない街を行くのは楽しかった。終点はなぜか大きな団地だった。のんびりした午前中。団地の隅にバラックの店が並んでいる。その向うの空地に菜の花がたくさん咲いている。写真を撮った。