喫茶店

2016年3月5日、土曜、曇り 。◉いきなり春が来た。午後三時、気温二十四度。オシャレに外でブログを書こう。広場のロータスカフェまで歩く。メニューの一行目にあった咖啡冰激淋(coffee and ice cream)と言うものを注文する。32元、かなり高い。期待したのは日本で言うコーヒーフロートである。大量の氷で冷やしたコーヒーの天辺に、アイスクリームを乗っけて欲しい。◉結果は予想に反して、カクテルグラスに少量のコーヒーを注ぎ、アイスクリームを落としたものが来た。氷は無い(溢れちゃうわな)。やや見つめていると女店員が「注文違った?」みたいな表情をしたので、「OK、OK」とリアクションを返す。◉コーヒーは温かく、そしてメチャ濃い。クリームの甘さを中和(その必要の是非は別として)するためか。スプーンが添えられ、ストローは無い。力点はアイスクリームの方に有ったのだ。斜め向こうの女性が、すまして匙で掬って食べている。あなたソレ美味しいですか。こういうモノ、知らなかった私が悪いのでしょうか。◉ともあれアイスクリームを先に食ってしまえば、苦〜いコーヒーが残るだろう。それに砂糖を加えて飲むのはアホらしい。溶けないだろうし。考えた末、やはり融和策をとる。アイスクリームをコーヒーに溶かし、ゾル状の液を啜る。ただ見た目がドロドロして、すこぶる美しくない。文字通りの泥沼化で、オシャレもクソもありません。