協力

2016年2月27日、土曜、晴れ。◉来週、日本人が三人来社するので、色々と準備をしている。コスト低減が課題の昨今、経費を喰う海外出張は痛い。となれば期間内で確実に成果を得たい。事前準備には力が入る。◉今回、自分は準備の主導的立場にない。負荷は他部署が大きい。こういう場合、日本側は日本人同士協力すべきと考える。それは筋としては正しいが、現実はそうならない。日本人は大抵小人数で、大抵は何れかの部署の職長である。そうなると原則的に他部署には口出ししない。ケンカになるので。まずは横目で見てる。アレじゃ間に合わんぞと思っていても。◉もちろん要請があれば手を貸す。ただ補佐するには、畑違いの仕事を理解する必要もある。それは説明するのも聞くのも大変だ。その部署では常識でも、僕にバックグラウンドがない事はうまく処理出来ない。中国人スタッフは対日的には頼りにならん。作業量が多く複雑なほど、結局は一人で問題を抱え込む。◉「仕事が大変で人の手を借りたい時は、まず作業をパートに分ける。自分しか出来ない作業は、全部後回しにする。逆に他所に振れそうな作業は最大限に吐き出す。人に依頼する時は、緊急度に応じて順番と期限を指示する。ポイントは作業を可能な限り単純化する事。それによりより多くの人の協力を得られます」かつて教わった。◉しかし他部署間でそんな事ができれば、有能な人材である。自分を含め、中国に出向にはならん。