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機動警察

インターネットTVで、実写版『機動警察パトレイバー』の13エピソードを全部見る。同世代の初老オタクなら『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984)との類似点にすぐ気づく。◉当番勤務と待機任務が入れ替わるだけでのレイバー小隊と、学園祭前日を永遠に繰り返す友引高校は、じつは同種の(或る面)ユートピアだ。それにしてもあれから30年か。◉当時鎬を削ったのは、あの『風の谷のナウシカ』である。僕が軍配を上げたのは『うる星〜』の方だった。◉実写『パト〜』にはシバシゲオという整備班長が出てくる。アナクロで、浪花節で、ハイテンションのキャラは押井守監督のお好みらしい。『うる星〜』のメガネがその原型である。メガネは原作ではもっと地味だ。アニメでは強烈な権力志向でキャラが立った。勘だけど、アレは監督の分身じゃないか。◉『うる星〜』では、諸星家に登場人物が全員転がり込んで、大騒ぎで朝飯を食う名場面がある。実写『パト〜』では、メガ盛りの炒飯を隊員全員が奪い合って食うシーンがそれに呼応している。しかし実写炒飯シーンは名場面にならなかった。面白くない、浮いてると思った。◉近年の映画『スペック』では、中部日本餃子という店が出てきてやたらと餃子を食う。アレは面白かった。必然性は何もないのだが。◉実写『パト〜』は、僕には演出がピンと来なかったのだ。特に、多分押井演出が心を砕いたであろうシーン(例えば女性海洋生物学者が一人憮然とラーメンを作る長廻し)が面白くないのが残念だった。
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