日本

毎朝、出勤時の時計代わりにNHK連続テレビ小説『マッサン』を視聴して、終わると同時に部屋を出る。それが毎朝のパターンなんだけど、最近このドラマは泣くシーンが多い。戦争中の話になってから、毎回誰かが涙を流している気がする。◉わずか15分の番組である。朝からそんな感情的にならんでも。◉こんな泣いてばっかの番組が毎日放送されて、日本は大丈夫だろうかと心配になる。番組のかつての大先輩『おはなはん』はもっとクールだった。◉主演しているイギリスの女優さんは、日本の演出をどう感じているだろう。あまりのウエットさに呆れてるんじゃないか。◉泣くのは弱みを見せることになる。弱みを見せている時はやっつけるチャンスであろう。毎日泣いていられるのは、それだけ外敵が少なくて、言ってみれば平和ボケなのではないか。◉こんな風に思うのは中国にいるせいかもしれない。他にも気になる事があるのです。日本を自我自賛するような番組が多すぎると思うのだ。今はモノづくりが負けが込んでるけど、やっぱり日本は底力があるんじゃ感が滲み出るやつ。◉自然も素晴らしいんじゃ、食い物は世界文化遺産なんじゃ、日本は中国人の憧れの的なんじゃ。ってそりゃまあそういう面もあるけれど、そんな自分で自分をホメてちゃダメだって。先ず以ってその風潮はカッコ悪い。奥床しさが無いよ。◉貧富の格差はどんどん広がるし、財政は破綻してるし、福島の原発処理は終わりが見えないし、なのに戦争だけはやり易くなった。八紘一宇なんて言い出す女性議員まで出る。◉このまま温暖化が進めば、頼みの自然環境だってダメになる。だからみんなもっと“冷静”にニッポンがやるべき事を考えよう。それはつまり、Cool JAPAN!よ。